|
「通貨発行権」は莫大な利益をもたらしますが、それではアメリカはドルを |
大阪カトリック正義と平和協議会『いんふぉめぃしょん』No.131、 2000.7.20、 6-7頁。 |
|
「宮廷での贅沢、隣国との戦争などで財政難に陥った君主達が決まって見つけた解決策は金貨銀貨の悪鋳」(1)
でした。しかし、
「君主は金属内容の減少に関しては常に節度を守らねばならない」(2)
とは聖トマスの厳しいお達しです。「軍拡」と「通貨の安定性」についてのアメリカ政府の行状はどのように理解すればよいのでしょうか。 |
||
【註】 |
||
(1) |
|
岩井克人『二十一世紀の資本主義論』筑摩書房、2000、pp.53-57。 |
(2) |
|
A.トマス『君主統治論 De Regimine Principis』1265-66、第二編第一三章、in 岩井克人『前掲書』、pp.55-56。 |
(3) |
|
「金本位制における為替相場の安定条件とは、抽象的にいえば、物価安定、釣り合いのとれた経済発展、国際収支均衡、 |
(4) |
|
平井規之「レーガン・ブッシュ政権期と財政赤字」、山口光秀・島田晴雄編『アメリカ財政と世界経済』東洋経済新報社、 |
(5) |
|
『2000世界年鑑』共同通信社、2000、p.420。 |
(6) |
|
山村浩「アメリカ財政赤字とファイナンス」、山口光秀・島田晴雄編『前掲書』、225-239、p.225。 |
(7) |
|
佐藤定幸『20世紀のアメリカ資本主義』新日本出版社、1993、p.91。 |
(8) |
|
塚田浩志「アメリカ国防政策と国防予算」、山口光秀・島田晴雄編『前掲書』、147-163、p.147。 |
(9) |
|
平井規之『前掲論文』表1-1、p.15。 |
(10) |
|
今宮謙二『前掲書』、pp.75-76。 |
(11) |
今宮謙二『前掲書』、p.78。 |
|
(12) |
今宮謙二『前掲書』、p.79。 |
|
(13) |
「レーガノミックスの実態は政府による需要喚起を企った軍事的ケインズ主義」との説もあります。森杲「メルマン教授の |
|
(14) |
塚田弘志「前掲論文」、p.149。 |
|
(15) |
小川晃一「解題」、小川晃一・石垣博美編『前掲書』、205-243、p.239。 |
|
(16) |
森杲「前掲論文」、pp.173-177。 |
|
(17) |
|
S.メルマン「恒久的戦時体制の経済的コスト」、小川晃一・石垣博美『前掲書』、pp.67-92。 |